
はじめに|念願だった本が、発売されました
念願だった四コマ漫画が、発売されました。
こんにちは、矢上真吾です。合同会社e-lifeの代表をしております。ひとり治療院AI自立化サポートをやっている鍼灸師です。
今日は「念願の四コマ漫画が発売できました」という話をします。
……と書くと、ただの宣伝です。
でも、私がこれを出した理由は、治療院を一人でやっている方にそのまま当てはまる話なので、そこを本題として書きます。
一言でいうと、まじめな話は、そんなに届かない。それをどうにかしたくて、私は四コマ漫画を出しました。
1. 発売されたのは、3冊目の本です
Kindle版が先に出て、ペーパーバックは審査中
タイトルは『ハリーちゃんの日常』。うちの治療院にいる、はりねずみの「ハリーちゃん」を主役にしたフルカラー四コマ集です。全63話。
紙のペーパーバックはまだ審査中で、先にKindle版が出ました。私の本棚に、3冊目が並んだことになります。
Kindleの読み放題プラン(Kindle Unlimited)に入っている方は、無料で読めます。
中身は「7割ほのぼの・3割からだの話」
正直に書くと、中身のほとんどは、ためになりません。
7割は、なんでもない日常です。寒がったり、季節のイベントに浮かれたり、ちょっと失敗したり。残りの3割くらいに、からだの話がそっと混ざっている、という配分です。
狙ったのは「コボちゃん」や「ちびまる子ちゃん」のような空気感でした。読んで賢くなる本ではなく、読んだあとに肩の力が抜ける本。そこに寄せています。
7月31日から3日間、Kindleで無料になります
7月31日(金)から8月2日(日)までの3日間、Kindle版が無料になります。
待てる方は待っていただいて構いませんし、早く読みたい方は先に読んでいただけたら嬉しいです。読み放題プランの方は、いつでも無料で読めます。
2. なぜ、鍼灸師が四コマ漫画なのか

ここからが本題です。
① まじめな話ほど、聞いてくれる人は多くない
私はずっと発信をしてきました。ブログも、動画も、書籍も、メルマガも出しています。
そのうえで思うのは、まじめな話は、そんなに届かないということです。
本を書きました。読んでくれた方はいます。でも、数としては多くありません。動画も同じです。まじめな内容は、爆発的には伸びません。
これは、質の問題ではないと思っています。「入口の狭さ」の問題です。
からだの話に興味がある人しか、まじめなからだの話には入ってこられない。当たり前のことなのですが、発信を続けているとこれを忘れます。
② かといって、煽る発信は性格に合わない
では伸びる発信は何かというと、注目を集める発信です。
不安を煽る。断言する。強い言葉で言い切る。そういう発信は、たしかに伸びます。
でも、これは私の性格に合いません。
さらに言えば、治療院という仕事の性格にも合わないと思っています。目の前の人の不安を扱う仕事で、不安を煽って人を集めるのは、筋が通らない。
だから私には、できませんでした。
③ 残った道は、「入口を増やす」ことだった
まじめな話は届きにくい。煽るのは性格に合わない。この2つを両方受け入れると、残る選択肢はひとつです。
まじめな話とは別に、もうひとつ入口をつくる。
私が試してきたのは3つです。
- 四コマ漫画:くすっと笑って入ってきてもらう
- LINEスタンプ:日常の会話の中に置いてもらう
- 音楽:耳から入ってきてもらう
このうち音楽は、AI音楽がかなり飽和してきたので、今から抜けるのは難しくなってきました。そして今回、四コマ漫画が形になりました。
大事なのは、この3つがどれも「からだの話」ではないということです。入口は、本業の話である必要がない。むしろ本業の話でないほうが、入口としては広くなります。
3. 白状すると、つくっていたのは妻でした

1冊の本ができるまでの、4つの役割
ここは正確に書いておきたいところです。
この四コマ、私がつくっていたものではありません。妻が、Instagramのストーリーにこつこつ上げ続けていたものです。
役割を分けると、こうなります。
- キャラクター「ハリーちゃん」……私がずいぶん昔につくりました
- ネタと構成、セリフ……妻が考えました
- 絵……AIが描きました
- 本にまとめる……私がAIでやりました
妻も私も、絵は描けません。
妻がやっていたのは、ネタと構成を考えて、それをAIに渡して絵にしてもらう、という作業でした。それを毎日、続けていた。
ChatGPTからCodexへ|顔が安定するまでの変遷
最初のころは、ChatGPTにお願いしていたそうです。
すると、AIの技術の変遷がそのまま絵に出ます。キャラの顔が、話ごとに変わってしまう。同じハリーちゃんのはずなのに、別人のようになる回がある。
最近はかなり安定してきて、ほぼ固定できるようになりました。今はCodexを使っています。
なので今回、初期の絵は作り直しました。それでもページによって少し顔が違うところは残っていますが、それも味だと思って見てもらえたら嬉しいです。
夫婦そろって、同じことをしていた
まとめたのは、私のClaude Codeです。つまりこの本は、Codex(妻)とClaude Code(私)の合作ということになります。
妻がAIで四コマをつくり、私がAIで本にする。気づいたら、夫婦そろって同じことをしていました。
24時間で消えるストーリーに、あれだけ積み上げてくれたものを、形に残しておきたかった。それが本にした理由です。
4. 絵心ゼロ・非エンジニアでも、ここまではできる
私には、プログラムの技術もエンジニアの技術もありません。鍼灸の技術はありますが、そちらは本づくりの役に立ちません。絵心もありません。
その状態で、四コマ漫画の本が1冊できました。
これは能力の話ではなく、時代の話だと思っています。
以前は、本を出すには絵が描けるか、描ける人を雇えるかが必要でした。組版も、印刷所とのやりとりも必要でした。そこが全部、技術の壁として立っていた。
その壁が、いま急速に低くなっています。
では、何が残るのか。ストーリーと、その背景にあるものです。
ハリーちゃんという主役を昔つくっていたこと。妻が毎日ネタを考え続けていたこと。うちの治療院での日常があること。ここはAIには出せません。誰かの代わりに考えてもらうこともできません。
技術はAIが引き受けてくれる時代になりました。残るのは、あなたが何を持っているか、です。
5. 今日から始める3ステップ

一人でやっている治療院の方に、そのまま転用できる形にしておきます。
STEP1|すでにある素材を数える
新しく何かを始める必要はありません。
Instagramに上げ続けた投稿、患者さんによく話す説明、書き溜めたブログ、撮りっぱなしの写真。「毎日やっていたけど流れて消えたもの」を数えてください。
うちの場合、それがストーリーの四コマでした。24時間で消えるものが、63話たまっていました。
STEP2|AIに形をそろえてもらう
たまった素材は、たいてい形がバラバラです。うちも絵柄が4種類混ざっていました。
そこはAIの仕事です。絵柄をそろえる、体裁を統一する、順番を組む。人間が手でやると心が折れる部分を、そっくり渡してしまう。
STEP3|置ける場所に置く
つくって終わりにせず、置き場所を決めます。
Kindleでも、noteでも、LINEスタンプでもいい。置いておけば、寝ている間に誰かが見つけてくれる可能性が生まれます。
置かないかぎり、可能性はゼロのままです。
まとめ|入口は、本業の話でなくていい
- まじめな話ほど、届く人数は多くない
- 煽る発信は、治療院という仕事の性格に合わない
- だから、本業の話ではない「もうひとつの入口」をつくる
- 技術はAIが引き受けてくれる。残るのはストーリーと背景
念願だった四コマ漫画が、やっと形になりました。ほのぼのとしたハリーちゃんの世界に浸っていただけたら嬉しいです。
まじめさは、伝わる人にしか伝わらない。
入口だけは、まじめでなくていい。
📕 『ハリーちゃんの日常』(Kindle版・発売中)
- フルカラー四コマ集・全63話
- Kindle読み放題プランなら無料で読めます
- ペーパーバック版は審査中
- 2026年7月31日(金)〜8月2日(日)はKindle版が無料
※上記リンクはAmazonアソシエイトのリンクを含みます。
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矢上真吾について
鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書3冊。千葉県館山市で一人治療院を営みながら、一人治療家のAI自立化サポートをしています。
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