あなたのパソコンにAIを住まわせる|地元向け「AIエージェント立ち上げ作業会」をやってみます

はじめに|「AIは使っています」の中身、どこまでですか?

こんにちは、矢上真吾です。

合同会社e-lifeの代表をしております。ひとり治療院AI自立化サポートをやっている鍼灸師です。

今日は、いつもの本数の話とは少しずれる回です。地元向けに「AIエージェント立ち上げ作業会」というものをやってみたい、という企画の話をさせてください。

きっかけは単純です。僕の周りにいる人たちで、AIエージェントをやっている人がどれくらいいるのかを知りたかった。そして、もしやっていないなら、本当にもったいないと思ったからです。

1. 千葉県館山市で13年目、その横で自立化サポートをやっています

僕は千葉県館山市で鍼灸マッサージの院をやっています。今年で13年目になります。

それと並行して立ち上げたのが、ひとり治療院AI自立化サポートという事業です。僕と同じように、田舎で一人で院をやっている先生方に向けたものです。

時代が本当に変わってきたので、スーパーフリーランスという生き方がもう成立すると思っています。そこに向けて、僕がずっとやってきた試行錯誤を共有しています。

ほぼほぼ失敗なんですけど、その失敗を共有して、僕と同じようにならないようにしていただく。うまくいったところも同じように共有する。一人でもずっと、自分の好きな施術の現場に立ち続けられるように。そのためのサポートです。

コンサルはやらないと決めていました

じつは僕は、この自立化サポートをやるにあたって、コンサルのようなものはしないと決めていました。理由は単純で、時間がものすごく取られるからです。

なので教材という形にして、自分が出した商品を買ってもらって、あとはご自身でやってもらう。そこだけにしたかったんです。

今回の作業会は、その決めごとからすると時間を取られる企画になります。それでも、ちょっとやっておきたいと思いました。なんとなく「学びたい」と言ってくれる方が、ぱらぱらと10人くらいいるので。

もちろん、集まるかどうかは分かりません。需要がなければ、やりません。

2. AIエージェントは「Web上のAI」とは別物です

Web上のAIとAIエージェントの違い

ここが今日いちばん伝えたいところです。

いまみなさんが使っているのは、たぶんWeb上のAIです。ChatGPTだったり、Geminiだったり、Claudeだったり。あとはCopilotとかでしょうか。僕はCopilotを使ったことがないので、そこは分かりません。

最近はGoogleで検索すると、AIモードで回答が返ってくることもありますよね。XのGrokもあります。そういう形でAIを使っている方は多いと思います。

でも、今回やりたいのは、そこではありません。

あなたのパソコンに、AIを住まわせる

あなたのパソコンの中で、あなたのパソコンを使って作業をしてもらう。その体験をしてもらえるといいな、と思っています。

Web上のAIは「相談相手」です。答えをもらって、作業するのは自分です。

AIエージェントは違います。あなたのパソコンの中に住んで、ファイルを触って、作業そのものをやります。ここが決定的に違うところです。

差はもう生まれています

僕は個人事業主なので、こういうことを自分の裁量でできます。なので、これをそのまま会社に転用できるかどうかは、正直わかりません。本当に僕自身の経験でしかないからです。

ただ、多分これはできるようにならないと、今後とてつもない差が生まれると思っています。もう、すでに生まれています。

バイブコーディングというものが始まって、まだ1年くらいだと思うんです。僕が始めて、いま4カ月目、5カ月目くらいです。

それでも本当に、全く違います。作業性、作業効率、生産量。桁が変わるくらいになります。

一人でできる仕事が、いまの10人分くらいになると思っています。これができる会社で従業員が10人いるなら、10人が同じことをできたら100人力になってしまう。それくらい、できることが変わってきています。

3. それでも僕は、全部をAIにしません

逆に言うと、AIに任せられる仕事はAIに全部任せてしまう。そして、人間にしかできないところは、絶対にあると思うんです。そこを人間に任せる。

そうやって分けていくと、もっともっと良くなっていくんじゃないかなと思っています。

実際、僕の院の話をします。

僕が施術をして、受付の方がいます。よく言われるんですよ。「予約は全部システムがあるから、受付はいらないんじゃないですか」って。実際、兄弟からも言われたことがあります。

でも、そうじゃないんです。

① 治療院で一番大事なのは、実はクリンリネスです

治療院のQSCとAIに任せられる範囲

治療院で大事なものに、QSCという考え方があります。

Qがクオリティ、つまり施術の技術。Sがサービス、つまり接客。Cがクリンリネス、つまり清潔さです。

この中で一番大事なのは、僕はクリンリネスだと思っています。そして、これを施術者がやると、それだけリソースが割かれてしまいます。だからすごく重要なところなんです。

もちろんお掃除ロボットもありますし、それはそれでいいと思います。ただ、人がやるというのはすごく強い。

うちは院内が特に小さいので、お掃除ロボットがウィーンとずっと動いていたら、施術に集中できません。ぶつかったりもします。そこに人がいてもらえると、すごくありがたいんです。

② 接客と「安心できる空間」は、人にしか作れない部分がある

さらに接客です。僕がやる施術以外のところのやり取りは、全部受付の方がやってくれています。そこもやっぱり、すごく重要です。

いかに心地よい空間をつくれるか。ここに来たら良くなる、と思える空間をつくれるか。安心して身体を預けられるエリアをつくれるかどうかが、すごく大事です。

特に僕は男性なので、女性の患者さんからしたら、僕一人だとやっぱり怖いですよね。うちの場合は女性の受付なので、女性がいるだけで、それだけで緊張感が変わります。

施術をする上で、緊張感はまったく必要のないものです。リラックスした状態をいかに作るかがすごく大事なので、ここは本当に大事なところです。

③ 僕が言う「一人先生」の定義

一人先生の最小ユニットとAI

僕はよく「一人先生」と言っています。その定義は、施術者が1人、アシスタントが1人です。

このアシスタントは、家族でもいいです。僕のように、アルバイトとして来てもらっている方でもいいと思います。それで十分です。その最小ユニットでやっていくことが大事かなと思っています。

そして、その人たちがAIの力を使えば、いろんな作業もしてもらえます。2人でやっているけど、いまは20人分くらい動けている。そういう感覚になってきます。

もちろん、AIをどれくらい使えるかは人によって違うので、そこは変わってきます。でも、そういう感覚でいくといいんじゃないかなと思います。

4. 内製化でいちばん効くのは、コミュニケーションコストです

内製化で消えるコミュニケーションコスト

人間にしかできないことは人間がやる。それ以外のことは、ほぼほぼAIにやってもらう。そういうことができてくると、本当に変わります。

そして、いろんなものを外注されている会社や事業者は、それを内製化できます。

内製化できたときにいいのは、もちろん費用が落ちることもあります。でも一番は、コミュニケーションコストです。

伝える、待つ、直してもらう、また待つ。この往復が消えます。そこがすごく、すごく変わるところだと思います。

ホームページの文言をひとつ直すだけで数日かかっていたものが、その場で終わる。この差は、続けるほど効いてきます。

5. 作業会の中身と、いまの想定

AIエージェント立ち上げ作業会の概要

そういったことを、僕の周りの方、友達にやりたいと思っています。友達料金でやるつもりです。

どんな方でも大丈夫です。主婦の方でもいいですし、僕と同じように個人事業主の方でもいい。事業をされている経営者の方でも全然構いません。場所は、うちの院でやれればやろうと思っています。

内容 AIエージェントの立ち上げ(あなたのパソコンにAIを入れて、実際に動かすところまで)
対象 主婦の方/個人事業主/経営者、どなたでも
時間 1時間
料金 1万円(友達価格は半額)
場所 和からだみなおし処(千葉県館山市)
日時 夜か昼間、施術以外の時間帯

繰り返しになりますが、需要がなかったら全然やりません。そういうサービスを立ち上げようと思っているので、もし興味がある方がいたら、僕まで教えていただけると嬉しいです。

6. 今日から始める3ステップ

STEP1:いま自分が使っているAIが「Web上のAI」かどうかを確かめる

ブラウザで開いて、質問して、答えをコピーしている。それはWeb上のAIです。入口としては正解ですが、そこで止まっている方がとても多いです。

STEP2:AIに任せる仕事と、人がやる仕事を書き出して線を引く

僕の院で言えば、接客とクリンリネスは人。事務・発信・制作・調べものはAI。この線引きを先に決めると、迷わなくなります。

STEP3:自分のパソコンにAIエージェントを入れて、1回だけ動かす

イメージがつかないので、たいていの人は過小評価します。僕もそうでした。やればやるほど、やれることが分かってきます。エンジニアである必要はありません。僕は鍼灸師です。

まとめ|人にしかできないことを、人がやれるようにするために

今日は、地元向けの「AIエージェント立ち上げ作業会」を企画したい、という話をさせていただきました。

WebでAIを使うのと、自分のパソコンにAIを住まわせるのとでは、見えている世界が本当に違います。そして、この差はもう生まれ始めています。

大事なのは、AIで全部を置き換えることではありません。人にしかできないことに、自分のリソースを戻すことです。

一人治療家でも、主婦の方でも、小さな会社でも、入口は同じです。まず触ってみること。

一緒に、この時代を生き抜いていきましょう。

AIに任せられる仕事はAIに全部任せる。人間にしかできないことは、人間がやる。この線を引けた院から、静かに強くなっていきます。

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矢上真吾について

鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書3冊(4冊目は申請中)。千葉県館山市で鍼灸マッサージ院を13年目。一人治療家のAI自立化サポートをやっています。